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140字小説【もう始まっていた喧嘩祭り】

僕はお祭り会場行きのバスを待っていた。あと数分でバスが来るのに男二人が掴み合いの喧嘩を始めた。僕が一人を、もう一人をガタイのいい青年がおさえてくれた。「離せ!」と興奮する男を宥めているとバスがきた。バスは一杯で乗れるのは一人。青年は僕にウインクすると素早く乗り込み扉は閉まった…

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