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140字小説【脱ぎ捨てた仮面】

私は仮面を被って生きてきた。この仮面は息苦しい。私を守る為に被っていたはずの仮面にじわりじわりとエネルギーを奪われ苦しかった。ある日、私はあまりの息苦しさに仮面を脱ぎ捨てた。すると仮面は鳥になり、まるで感謝するように私の周りを幾度も回り大空に消えた。仮面の名はつまらないプライド。

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