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140字小説【決して寝るな】

このごろ俺は不吉な夢を見る。予言者と名乗る男が現れ「お前は目覚めに斧で頭を割られて死ぬ。だから決して寝るな」と言うのだ。寝るなとは無理難題。俺は鼻で笑った。ある日、俺は悪夢にうなされていた。目覚めてホッとしたのも束の間、再び夢から覚めていく感覚があった。眼前には斧を振りかぶる男…


寝てはいけないのは夢の中。もし夢の中で起きていれば、男の気配に気づけたのかも?

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