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140字小説【君はやってない】

僕は強盗殺人の冤罪で死刑囚になった。最後に親友に会いたかった。何度も面会に来て僕を励まし、無実を疑わなかった親友だ。ある日、弁護士がやって来て僕の無実が証明される書類を差し出したので歓喜した。しかし弁護士はこう言った。「この証拠の提出により真犯人が捕まりました。あなたの親友です」

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