見出し画像

140字小説【ついに手を挙げた】

授業参観は息子の苦手な算数。他の生徒は果敢に手を挙げ発言している。でも息子は黙って教科書と睨めっこしていた。授業参観が終わると給食の時間になった。すると、先ほどまでの様子が嘘のように元気の戻った息子。「お休みしてる人のパン欲しい人いる?」「はーーい!!」もの凄い勢いで手を挙げた。

基本的にすべて無料公開にしています。読んで頂けるだけで幸せです。でも、もし読んでみて、この小説にはお金を払う価値があると思って頂けるなら、それは僕にとって最高の励みになります。もしよろしければサポートお願いします。