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140字小説【ご一緒しますよ、とも言えないし…】

昔は外を歩けば道を尋ねられることがよくあった。「地元の方ですか?この辺りにおいしい魚を食べれる店はないですか?」とか。今ではとんと尋ねられることはなくなった。万能なスマホの影響だろう。少し寂しい気もする。この世への未練を断ち切れず彷徨う人が、天国への行き方を尋ねてくるくらいだ…。

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