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140字小説【二つの世界】

「地下水路は迷宮のように入り組んでおり、光さえ届かない。懐中電灯の電池が切れるのも時間の問題だろう。地上には人間の血肉をむさぼる不死者の群れ。俺たちに安住の地などない」「お父さん・・・大丈夫?」「心配するな。確認のために自分の書いた小説を音読してるだけだ。ボケたわけじゃないよ」


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