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140字小説【眼鏡が変わった】

「眼鏡、変えられたんですね」とうの昔に辞めた会社の後輩と再会した。もとより眼鏡を掛けない僕には何のことか分からなかった。「だって昔と違って痛い所を突いてきませんもん」後輩はそう言い屈託のない笑顔を見せた。別れてから気づいた。そうだ、昔の僕はいつも相手の欠点にピントを合わせていた…

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