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140字小説【天職】

会社の同僚はFPSにハマっていた。命懸けの緊張感がたまらないという。ある日、同僚は会社を辞めた。僕がその理由を聞くと、妻に自分が傷つかないゲームの世界で命懸けなんて、ただの卑怯者と馬鹿にされたからだと言った。三年後、同僚は軍人になっていた。同僚はたった一人でテロ組織を壊滅させた。

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