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140字小説【無情な世界】

「いつからだろう?誰からも相手にされなくなったのは」僕はこの無情な世界で孤独を噛み締め泣いた。ある日、三歳くらいの坊やがエスカレーターで下りる人たちに笑顔で手を振っていた。しかし、純粋無垢な幼な子でさえ、まるで僕が見えていないかのように・・・僕はようやく他界していた事に気づいた。

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