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140字小説【ずっとつけてきた】


「私怖いの。夜道を歩いているとね、耳から入ってくる周囲の音が、脳内で背後からつけてくる不審者の足音や息づかいに変換されるの。ごめんね、酔っ払いで。飲み屋でたまたま隣に座った人に言うことじゃないよね」

「こっちこそごめんね。怖がらせるつもりはなかったんだ。明日からは君の隣にいるよ」

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