Photo by noouchi 140字小説【バツが消えた日】 6 こし・いたお 2024年7月28日 05:40 妻と久しぶりに子供のことで会話した。ここ数年、会話がめっきりと減っていた。ラインだけで事足りている。たまにしか入らない妻の部屋には壁掛けカレンダーがある。几帳面な性格の妻は、終わった日付けにバツを付けていた。付け忘れている日もある。でもある日、それが僕と会話した日だと気づいた。 ダウンロード copy #超短編小説 #140字小説 #壁掛けカレンダー #nouchiさん 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート