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140字小説【鬼】

私は他人の頭に角が見える。人が心に鬼を宿している時に見えるのだ。怒り、妬み、怨み。仮面を被っても角までは隠せない。人は醜く怖い。だから私は角の見えないネット社会に引きこもった。ある日、私のように角の見える男と知り合い会うことになった。しかし私を一目見るなり青ざめた男「お、鬼!!」

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