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140字小説【思い出した大掃除】

ほんの一瞬で今しようとしていたことを忘れてしまう。僕はそんな病気だ。無駄足を踏みたくないので、手ぶらで二階から下りてきた理由を階段に座り考える。でも思い出せない。「迷った時は下手に動かない方がいい」山男の叔父さんの言葉を思い出す。ふと目を落とすと見えた階段隅のほこり。掃除機だ!!

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