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140字小説【買取らないで…】

私は超ど田舎の買取専門店で働いている。馬鹿すぎる店長がなんでも買取ってしまうので今月も赤字だ。今日は本物と見間違えるほどリアルな熊の着ぐるみを買取ろうとしている。店長の話では変わった客で着ぐるみを着たまま売りにきたという。「売りたいならそれを脱いで!」急かす店長と後ずさりする私。

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