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140字小説【彼女の名はヤドリギ】

僕は小さな翼を羽ばたかせ食糧を探していた。葉の枯れ落ちる肌寒い季節になったのに彼女だけは元気。彼女は固いけどおいしい実をつける。虜になった僕は毎日のように啄んだ。でも果肉がやたらとネチョネチョしていて用を足してもお尻に残る。なのでお尻を樹の枝に擦りつけて取る。彼女の思惑通りだ…

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