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140字小説【もう少し、もう少し…】

轟音と共に家が揺れた。家族は暴走車が突っ込んできたのかと思ったらしい。自室の椅子が壊れ、代わりに購入したバランスボール。座り心地は悪くはない。でも背もたれが欲しい所だ。「あっ!壁があるじゃないか」壁の前にバランスボールを置いて座る僕。背もたれを倒すように傾き…「あ、あぁぁぁ!!」

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