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140字小説【深みにある光】

「あの子ったら取り憑かれたように引き篭もってゲームばかりして…少ない給料で課金までしてるのよ」ヘッドホンを外すと母の声が聞こえた。またお爺ちゃんに僕への不満をぶつけている。「深みにはまるのも悪くはない」口数の少ないお爺ちゃんから出た一言。そういえば最近、消えたいと思わなくなった。

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