見出し画像

140字小説【貰い手のいない荷物】


「不用品は転売サイトで売る。売れないものは欲しい人に譲る。でも貰い手のいない二階の荷物は捨てるしかない」トイレから聞こえてきた妻の独り言を聞いたぼくは、尿意を我慢し、そっと二階の自室へ戻った。


基本的にすべて無料公開にしています。読んで頂けるだけで幸せです。でも、もし読んでみて、この小説にはお金を払う価値があると思って頂けるなら、それは僕にとって最高の励みになります。もしよろしければサポートお願いします。