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140字小説【山田さんが居ない】

「山田さん…また勝手に抜け出したでしょ」昼頃から降りだした雪。日の落ちた公園にうごめく怪しい影。翌日、日が昇り少しだけ暖かくなった公園には一体の雪だるま。木の実や枝を使い表情も表現されている。通り過ぎる親子の笑顔。子どもは興味津々だ。その様子を病院の窓から笑顔で見守る山田さん。

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