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keisuke_tani
140字小説【変わらない】
駅の構内にあるベンチに座っていると、見覚えのある女性が話しかけてきた。「遠藤くんじゃない?数十年ぶりなのに全く変わらないよね。羨ましくないけど!じゃあ!私、暇じゃないから行くね、お元気で!」彼女も嫌味な所はぜんぜん変わっていない。彼女は現在、霊能力者としてお金を稼いでいるらしい。
(数十年ぶりだというのにまったく変わらない遠藤くん。本当に変わっていないとしたら、その姿は霊能力者である彼女にしか見えないのかもしれません。遠藤くんは、とうの昔に・・・
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