豪華客船でこれなんだから、一時避難所はどんなに悪条件なんだろう
声援もいいけど、問題解決には直接繋がらない。船内の待遇改善について世論を形成することこそ最優先にすべきではないか？
クルーズ船に閉じ込められている人々にはなんの罪もない。運が悪かっただけである。幽閉されているのはひとえに日本国内で感染が広がるのを防ぐためであって、その待遇は高く保つべきだろう。
それぞれが（相部屋もあるとは聞いているが）個室を与えられ、ある程度のプライバシーも守られてはいる。しかし、居室から出ることも許されず、運動もままならないとすれば、可動範囲の広いエコノミー症候群になってしまう。
大洋のただなかに取り残されているのではないのだから、なぜ日常服用している薬の供給が途絶えるのか不思議でならない。「お薬手帳」の有無はさておいても主治医に電話一本で処方箋は出るはずで、処方箋薬局を船内に開くこともさほど難しくはないはずだ。
こう言ってはなんだが、船内には運動施設もあるはずなので、時間帯を区切って少人数ずつ運動をしてもらえるような配慮はないのか？
豪華客船でこの始末なんだから災害の一時避難所での処遇がどんなに酷いものなのかは想像していたが、今回の事態でより具現化できた。
左翼である私の従来の持論である、病院船使用のヘリ空母が五六隻あればお茶の子さいさいで解決できるはずだ。このヘリ空母は有事の際には防衛戦力になるし、平時には日本国内に限らず海に面した近隣国に派遣して緊急医療支援も出来る。
自衛隊を災害対策を主、防衛は従として再編すれば、中韓だって日本がヘリ空母を持つことに反対する理由は出来ないだろう。日本に比べて中韓の方がましだなと思うのは彼らは閣僚の靖国参拝には異を唱えるが、毎年恒例の伊勢神宮への参拝に文句を言ったことはない点だ。ものごとは一歩踏み込んで、じっくり考えることだ。
もちろん、軍備は一切不要だと頑なに主張する「左翼」ももう少しものを考えるべきだ。