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ボケているのか、しっかりしているのか

画像を見てほしい。同じ文庫本である。ともに大量の付箋が貼ってある。

既に買ってあることを忘れて、同じ本を買うことはままあるだろう。

でもさぁ、同じ本をこんなに付箋を貼って読んで、再び同じように付箋を貼って読み終えて気づかないことはさすがにあり得ないだろう。

完全にボケた。脳の記憶装置が容量を超えて新たな記憶が残せなくなっているのかもしれない。

恐る恐る、付箋を貼った個所を見比べてみると、これが見事に一致している。興味の対象にぶれはないということだ。この点ではしっかりしていると言えなくもない。

こんな発見をしたのは転居を機に蔵書の半分近くを処分して、手元に残したものも目録を残して、遺された者が整理する際の手助けになればと思って、書影をスキャンしてファイル名は「タイトル、著者、出版社、出版年」としたものを作り、別途それに対応したエクセルシートを用意し、それにはその本の価値というか、なぜ買ったのか、どうして手元に残したのかなどのコメントも付けることにした。一種の「終活」である。

生きているうちに全部の書籍を処理できるか怪しいのでnote上で小出しに書影を出して行く。まずは、ジャンルとして最も多い(およそ千冊以上)落語を中心とした寄席演芸関連のものから手を付ける。

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