目にした、耳にした芸談あれこれ

芸談ではないが、めについちゃったんでw。

生物学者・民俗学者として以上に奇人として名高い南方熊楠は昭和天皇への御進講の際に「オマンコ」を連発したそうだ。昭和四年のことだ。

どのような文脈の流れでそうなったのかは分からないが。大したものである。小笠原流の小笠原長生が同席していてヒヤヒヤしたという。

で、天皇の顰蹙を買ったかと言えば昭和三十七年の御製の和歌で「雨にけぶる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思う」とある。平安時代とかは別にして市井の人間が御製に名前を詠み込まれるなどと言うことは他に例があるのだろうか?

永六輔著「六輔参上 奇人変人御老人」(文藝春秋1974年)の中で平野威馬雄が言っている。

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