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まちおこし・まちづくり

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まちおこし・まちづくり関連記事および映像動画コンテンツを集めました!
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2023年9月の記事一覧

映像コンテンツとしての「お祭り」

夏と秋は「お祭り」の多い時期ですよね。皆さんは「お祭り」には足を運ばれましたか? note内でも「お祭り」に関する記事は多いのですが、今回私は映像作家という立場から、「映像コンテンツ」としての「お祭り」を考えてみたいと思います。 私が映像業界に入ったのは1990年。東京の専門学校を経て、そのまま映像制作会社に入社しました。3つほど映像制作会社を渡り歩くことになるのですが、1つ目の会社では、東京キー局(フジテレビ・TBS・日テレ・テレ朝・テレ東)のワイドショーやバラエティ、

とりあえずの「映像作家」

「映像作家」、響きはカッコイイけど、何をするお仕事なのか想像がつかない…というのが、皆さんの素直はご感想ではないでしょうか? 一般的に「映像作家」と名乗っている方々は、「映像作家」と名乗ってはいるものの、あれ?「映像作家」というよりは「映画監督なんじゃない?」となったり、昔でいうところのビデオドラッグ的な、とにかくグチャグチャなアーティスティックな映像に特化していたりするVJ(ビデオジョッキー)に近いケースが多いようです。 私ももともとは映像制作会社勤務。3つほど制作会社

朽ちる前にすべきこと

私は映像作家。いくつものテレビ番組やCM、企業や市政関連映像に携わり、また自身の作品を作ってきました。そんな私が50歳を過ぎ、特化しだしたのは「まちづくり・まちおこし」の分野。 なぜ「まちづくり・まちおこし」の分野なのか? 私はさまざまな場所に取材に伺ってきましたが、町や技術がどんどん新しくなってゆくその影で、ひっそりと朽ちてゆく情景や伝統芸能や匠の技が、あまりにも多いということに気づかされたからです。某限界集落の長老とお話しをした時も、昔から村に伝わる祭りでのみ披露され