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うまくいかない原因を考えると繋がっていく

なんでだろう

今現在、保育士、ABAセラピスト、SELソーシャルエモーショナルラーニング支援者なのですが、なぜ、40歳すぎた専業主婦が、何もないところから障害児保育の道に入ったのかというと、全ては「なんでうまくいかないのかな」という疑問からでした。

育児書の通りにやってみたけど「なんでうまくいかないのかな」
みんながやっている通りにやってみたけど「どうしてうまくいかないのかな」
先生に言われたとおりにやってみたけど「どうして効果がないのかな」
子どもの育児を通して、様々な疑問がありました。
逆にきっとこうだと思ってやってみて、うまくいったけど「どうしてうまくいったのかな」というものも。

子育てはある意味実験の日々

第一子はなるべくゆっくり離乳食を初めて、
タンパク質は母乳で充分、穀物をたくさん食べさせました。
が、結局、タンパク質不足だったのでしょう。思春期に入ってから起立性調節障害と診断され、タンパク質が不足している人はプロテインも受けつけないらしいのですが、まさにその通りでなかなか苦戦中です。

第二子出産までに二回も流産したこともあり、これは何かおかしいぞとあれこれ調べていくうちに野口整体に出会い、身体が改善してきたところでの第二子妊娠でした。引っ越したこともあり、近くに野口整体の施術をしてくれる方が見つからず、気功の先生にお世話になりました。
その中で、離乳食はたんぱく質から、という考えに出会いました。
よくよく考えてみると、一番最初に生えてくる歯は穀物を食べるための歯ではなく、肉などを噛むための形の歯なのだから、なるほどと思いました。
第二子は魚が大好きでした。それが幸いしたのか、思春期に入っても身体の不調を起こさずにいますし、プロテインも嫌がらず飲むことができます。

第三子は身体の不調を自分で治す能力がめちゃくちゃ高いです。
野口整体の風邪の治し方を勝手にやっているような子です。
元気に遊び、熱が高くなったら、何も食べずにひたすら寝て、次の日には解熱。しっかり休んでから食べ始めます。

他人の子を通しての気づき

大人の障害のある人の支援の仕事をしていたときに気づきました。
同じくらいの知能、技術、年齢なのに、人から好かれる子、人から好かれずそもそも自身が人を信じられず、さぼったりズルする子の違い。
人から好かれる子は家族の話がさらっと出てきます。特別なことじゃないくて、「おばあちゃん家に行きました」とかその程度なのだけど、基本に家族の愛がある。
ズルする子は家族との関係が悪かったようです。基本的に自分も人も信じていないので、理由を作ってはさぼったり、うそをついたりしていました。
障害があっても、人を信じて、人から愛される子がいい。
やはり子どもの時にいっぱい愛される経験をしてほしい。
障害児保育をやりたいとの思いが強くなりました。
障害のある方にどう指示を出したら伝わりやすいのかが知りたくてABAセラピストになりました。

保育士試験に合格し、障害のある子と過ごすようになって、
ABAを基本に接しているととても楽しくやる気を引き出すことができたのですが、
姿勢が保てていると、できることがすごく増えることに気づきました。
また、変形が進んでいる部分はとても冷たくなって血流が悪くなっていることにも気づきました。
姿勢が良いとできることが増える。変形が進んでいる方は血流が悪い・・・ということは、全身の姿勢を保って血流をよくしてあげれたら、もっといろいろなことができるのではないかと思ったところで出会ったのが療育整体でした。療育整体については別の記事に書きます。
また別の子ですが保育中の「なんでうまくいかないのかな」を知りたくて、今年度は発達について勉強しています。

こうして、何かがうまくいかない理由を探っていくと、
また一つ勉強になり、また一つ、次の誰かの役に立っていく。

秋にはいろいろと動き出しそうです。