死にたいというむすめに話した3つのこと
「今、死ぬと思って行動にうつすことがある。」むすめはいいます。『消えてなくなりたい』はほとんどの人が一度は思う感情だと思います。わたしもそうでした。ただちょっとだけ思い方を変えるだけで『生きる』は『楽』になりました。
むすめは言いました。
「死ねない自分は勇気がないんだ」と
あきらめと脱力感。それでいいやと思う。そんな自分でいいやと思う。
むすめが死にたいと思ったのは中学生のころからだといいます。家族に言えなかったむすめは保健室の先生にはなしました。
「死ねない自分は勇気がない」
保健室の先生はいいました。
「死ぬことに勇気はもたなくていいんだよ。」
はなせる人がいたということでむすめは救われたと思います。感謝しかありません。
ただ、むすめの中で先生のことばは納得できないことばでした。
わたしはイメージしました。
むすめの中の『死』はだれかが『世界を救いたい』と思うのとおなじ感覚なのかもしれない・・・と。
挫折の先にみえたひとつの目標。その目標にもとどかない自分にくるしんでいるようにみえました。
わたしはいいました。
「目標も、勇気も、いらない。」
「だれかがめざしてる高い目標があって、例えば大学とか。それがかなわなかったとき、その人はダメな人だと思う?」
「ああ、これでいいや、でいいんよ。あきらめ~とか。脱力感~とか。最初はつらいけど」
「こんな自分でいっか、でいいんよ。」
くらがりのなかでむすめは目をパチクリとさせていました。
「脱力感??」
ねころぶようなイメージでみ~んなにたよる
それでも生きるのがつらいとむすめはいいました。
わたしは言いました。
「それはひとりでなんとかしようとするからよ。」
「でも、たよるのわるい気がする。迷惑かける気がする。迷惑かける自分がまたいやになる。」
彼氏くんにもたよれないとむすめはいいました。
人の気持ちを人一倍かんがえてしまう『せんさいさん』『カンペキ主義』すこし前のわたしもそうでした。
「だからね。み~んなにたよったら楽よ。」
「誰かが言っとったよ。ひとりの人にたよるのは一本足で立ってるようなもんだって。そこにぜんぶの体重がかかる。その人も折れちゃうかもしれん。だったらねころんだらいいって。」
「ねころぶようにみ~んなにたよったらいいんよ。最初はむずかしいからイメージするだけでも楽になる。すこしずつできるようになったらいいんよ。」
「わたしにもたよったらいいんよ。わたしが弱そうだから気をつかうでしょ?たしかに、わたしひとりにたよられたら一緒にしずんでいくかもしれん。。でもね。わたし最近きめたことがあるんよ。」
しんどいことはしない。楽な生きるをえらぶときめる。
「つめたいようかもしれんけど、しんどいことはせんって決めたんよ。しんどい時はしんどいって言うよ。だからなんでも言ってくれたらいいんよ。できん時はできんって言うから(笑)」
むすめは目をおおきくみひらいて言いました。
「そうか!あたらしい発見だった!しんどいかもしれんって気をつかうからおたがいどんどんしんどくなっていくんか。もっとかるくいったらいいんや。」
感情をコントロールすることはできないようです。これからも波のように暗い感情はやってくると思います。でも行動さえしなければいいんです。感情とうまくつきあって『楽な生きる』をえらんでいくうちにいつのまにかそんな感情は消えています。
『暗闇のさきに光がある』なんて思えない時期がながくながくありました。でもかんがえてみるとこの世の中でずっとつづくことなんてなにもないなぁって気がつきます。ずっとつづく暗闇なんてない。
「うん。うまくつきあっていく。」
おおきな荷物をおろしたような笑顔でむすめは言いました。
せんさいな話なので書くかどうかすごくまよいました。
ただ・・・むすめとこの話をしたのがちょうど先週の金曜です。日曜に衝撃的なニュースがとびこんできました。つづく有名人の方の自殺・・・?
とても胸がいたみました。わたしはむすめの笑顔を思い出し、これを書こうときめました。
ひとりでも多くの人がわたしのように:*:・楽な生きる・:*:をえらんでほしいです。。
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