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社会福祉の魅力

社会福祉と聞くと、みなさんは何を想像するだろうか。

おじいちゃん、おばあちゃんの介護。障害を持った方の支援。虐待されている子供の保護。生活保護の推進。などどちらかと言うと肉体労働、低賃金のようなイメージが先行するだろう。

そりゃそうだろう。

日本の社会福祉関係の仕事の平均収入は340万円前後であり、低賃金だが需要のある産業のため外国人労働者にとって重要な働き口になっている。

これを聞いて社会福祉の業界を働き口として紹介することは社会福祉を学んでいる身から言うのも酷だが、無理がある。

ところがだ。

ここでひとつ朗報がある。

この業界は日の目を浴びることがない分ライバルが極端に少ないのだ。

というのは、たとえば、IT関係や会計士、商社や外資系企業など今人気の業界で働こうとすると、もちろんエリート上がりの精鋭たちに囲まれながら日々仕事をすることになる。

すると、自分がいくらポテンシャルがあろうが、周りに埋もれて自分を確立させることが難しいと感じる人が出てくる。

そしてこの人たちはこれを甘んじて受けいれ、自分の中の仕事の妥協点を探すフェーズに入る。

このフェーズによって自分の感情を殺し社会に順応するのだが、こう思いながら社会ではたらている人が99パーセント以上だ。

この妥協点をさがすフェーズを「じぶんも大人になった」など美談にして話を綺麗にする人もいるが、

もしその人があの時勝ち抜けて妥協点を探すことなく突き進む事ができていたとしても「じぶんも大人になった」と言っていただろう。

つまり、自分の間違いを言い聞かせて自分を正当化していたいだけなのである。

たしかにいくら自分が努力したって変えられない事もあるかもしれないし、努力が水の泡になることももしかしたらあるかもしれない。

でも、それを現状に甘んじる理由にしていいのだろうか。

自分の努力だけでは叶わないことがあるかもしれない。

しかし、努力する場所、環境を見極めることで自分にとってのベストを尽くし、最大の成果をもたらすことができる。

これを念頭に置いた時、社会福祉という業界は狙い目の業界になるのではなかろうか。

社会福祉という業界でずば抜けて活躍することができれば、いわば戦略勝ちになるであろう。


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