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テクノロジー、AI時代: 『私』とは、『人間』とは、

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人工知能やロボットの発達の中で、古典的な、『私』とか『意識』と、『現実』とは何かという問いが、ますます、意味のあるもになって来ていると感じます。その辺り、考えてみたことや、テクノ…
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#エッセイ

自分でするようになって見えたもの

さて、ここアメリカ、インフレも落ち着いたと聞くけど、私の住んでる街では、商品の価格、すでに庶民に、手に出ないものばかりになった。そのあたりは、前も書いたので、もう言わずにおく。 あと、物価と反比例なのか、商品の質も、体感として、悪化していると思う。例えば、コーヒー。1杯4ドル以上して、まずいところばっか。コロナ前は、もうちょっとマシだったと記憶してるけど。一口以上飲めない場合も頻出で、私など、「どうなってる。」と、心の中で叫ぶ感じである。 コーヒーは、家で入れるのが一番。

オンライン情報について思うこと

テレビ、ラジオ、新聞から、情報を得ることを、ほとんどやめてしまって久しい。テレビは、たぶん、20年くらい前、日本にいた頃に捨てた。今の旦那と一緒に住むようになって、ボックス型の古いテレビは家にあったけど、ほとんど見ずにいて、数年前に捨てた。新聞をオンラインで読むのも、基本、日本語、英語ともやめてしまった。「それで大丈夫。」と聞かれることもあるけれど、全く、問題ない。むしろ、楽で良い。 ただ、そんな私も、オンラインの情報は見ている。特にSNSと、ブログ、あとビデオも。でも、テ

十人十色の深み(その2)

先日の投稿で、『人はそれぞれ、同じ色を、違った風に見ているかもしれない』と、書いたところ、関西在住イラストレーターのmikaさんより、アフリカの人たちは、派手なピンクなどの服を着ていいるけれど、『果たしてアフリカの人に、その色はピンクに見えてるのか?』という、コメントをいただいた。 文章を書いたり、作品を人に見せたりして楽しいことは、思いもよらないコメントをいただいて、そこから、思考の地平線が移動したり、広がっていくことだ。この記事を書いたのは、個人的な違いのことを考えてい

『AI』って、何? 

少し前、グーグル社でAIの開発をしていた、『AIのゴッドファーダー』と言われているヒントン氏が、AIの危機を訴えるために、退社したというニュースがあった。 開発に関わったことを、後悔しているような報道もあり、原爆の開発に関わった、オッペンハイマー博士が、後程、後悔していると発言した話を、思い出した。 また、ツィッター社のイーロン・マスクなどが、ジェネラルAIの開発を、6ヶ月止めようと言う意見書を公開したというニュースもあった。 『AIが人類を滅ぼす可能性』があったり、あ

他人という、世界、宇宙

『一人、一宇宙』、ツィッターで、誰かが言ってたのだけれど、好きな言葉だ。 今のところ、そのように考えて生きて、問題ないと思う。すぐ忘れるけど。 じゃぁ、私にとって『一人、一宇宙』という言葉とは: それぞれの人は、『自分』という宇宙である。つまり、それはそれは、大きく、深く、独自の歴史や特徴がある。それぞれに、物理的、精神的な原則も違っている。たとえば、地球では、引力は地面の向きに働いてるけど、それは、他の所に行けば、そうでもないかもしれない、という風に。 私自身も、ま

電気羊とアンドロイドの話

映画『ブレードランナー』の原作は、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』という作品である。ずいぶん前に読んだので、かなり、あやふやなのだが、主人公は、アンドロイドと呼ばれる人造人間のハンターで、ある時から、自分自身が、アンドロイドなのか人間なのかで、悩むようになるという内容だった。映画の『ブレードランナー』では、追われる方のアンドロイドが持つ、人間的な死を恐れる感情と、その悲しみに、焦点が当たっていたように記憶している。『トータルリコール』という映画の原作者も、『アンドロイドは

人生ムリゲー論

ツィッターで以前、「生きるというのは、ムリゲーである」という感じのことを言っていた人がいて、これ、私の場合、当たってます。 もちろん、そんなこと全然ない、という方も多いと思います。スイスイ泳いげているなら、そのまま、どんどん進んでいかれるのが良いと思います。 でも、私は、生きるのは、ちぃっと、大変だなぁという感じ、かなり若いころからしていましたし、52歳の今も、大して変わりません。 ところで、「ムリゲー」という言葉ですが、私は、15年以上外国に住んでいるせいか、自分の理