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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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#AI

十人十色の深み

実は、私たちは、思うより、一人一人、かなり違った感覚を、持っているのではないかと、考えるようになった。ここでの『感覚』とは、感じ方とか受け止め方という、文化的や心理的な印象に関することではなく、5感と言われる感覚器が受け取って、それを処理する、一般的に、より身体的と考えられている機能のことである。感覚器官が受け取る情報は、個人によって、かなり違うのではないか。 たとえば、同じ青色を見たとしても、多少違って見えるだろうと言うのは、前提としてあるのだろう。けれど、実際、どれくら

『世界は、どれほど確固たるものか』について、SF作家からならうこと

相変わらず、幾つもの本を並行して読んでる。その一つが、『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』。著者のリズマン バークは、人気ゲームのクリエイターで、『この世界は、コンピューターで作られたシミュレーションみたいなものである』という仮説についての本である。まだ、最初の方を読んでいるところ。 シミュレーション仮説に興味を持っている理由は、前にも、紹介した私のイチオシサイト、『魂のインターネット』で、作者の野口氏独自のシミュレーショ

『AI』って、何? 

少し前、グーグル社でAIの開発をしていた、『AIのゴッドファーダー』と言われているヒントン氏が、AIの危機を訴えるために、退社したというニュースがあった。 開発に関わったことを、後悔しているような報道もあり、原爆の開発に関わった、オッペンハイマー博士が、後程、後悔していると発言した話を、思い出した。 また、ツィッター社のイーロン・マスクなどが、ジェネラルAIの開発を、6ヶ月止めようと言う意見書を公開したというニュースもあった。 『AIが人類を滅ぼす可能性』があったり、あ

優しいAI

今日、SNSにあがっていたビデオで、日本の有名文化人らしき人たちが、非人間的というか、とても、残酷な発言をしていて、いつものことであっても、改めてびっくりした。もちろん、煽ったり、注目を集めるために、驚かす発言かもしれないのが、見ていて気分が、悪くなってしまった。 それで、ちょっと思った。 もし、AIが人間的な感情を覚えるようになって、人やお互いに対して思いやりを持つようになったら、人間が、他の人の気持ちがわからなく、残酷だと、立場逆転で、人間の方が、冷血なんてことになる