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小さな気になるを改善する

私の脳内の大部分を占めているのは仕事のことである。
何度か転職してきたが、どの仕事も世界で誰かがやるべきことをやっていると思っているので、責任とアイディアで突き動かされ、仕事をしている。

真剣に向き合うことには、傷つくこともおまけでついてくる。傷ついたことって何度も心を刺してくるのでマジでいい加減にしてほしい。

仕事から解放された私は、縦になっている時間よりもそれ以外の時間が増える。

体は無気力になるものの、脳が空っぽになることはない。
無になるといえば座禅だろうということで、お寺で座禅を教えてもらったが私には合わなかった。脳は絶えずぐんぐん回り続ける。

考えすぎて数日仕事を休むくらい病んだこともあった。一度病むと病む癖がついて、定期的に朝起きれない日が今もあり、そんな弱くなってしまった心の平安のためにやっていることがある。

脳の考える隙間を別のことでいっぱいにする。お風呂、料理、寝る前、無の時間に動画やニュースを流して脳をいっぱいにするのだ。病気のようだなとは客観的に思う。

そういう生活を続けていると、生活がまじでどうでもよくなる。掃除や洗濯はサイクルに組み込まれているからできるが、サイクルから外れた考え方ができなくなってくる。

4月に思い立って今年やりたいことをリスト化した際に、心の片隅で買い替えたいなと思っていたものを書き出してみた。

各所からやってきた精鋭すぎるタオルたち。実家からドラフトしたもの、ガス屋、温泉旅館など統一感のない。もう5年以上は苦楽を共にしており、元気がないものもいる。
休みの日はミイラのように寝続けているため、私のミイラ型がついてしまったマットレス。横になるといつの間にか、型に沿ってミイラポーズになっている。

買い物なんて思い立てば、すぐに実行できるからいい。

タオルの引き出しがパンパンになったし、マットレスは分厚くて干したりするのが大変そうだが、心が少しだけ満たされた気がした。

▼ナンバー60&67エンド 心の闇を買い物で満たす


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