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軽自動車で車中泊してみた話

コロナの脅威がひと段落ついてから、家に引きこもるのも飽きたなとやっと思えるようになった。昔は年1回は海外旅行に出かけるのを目標に日々を生きていたが、外出を控える時代とともに、極力人込みを避ける生活に楽を見出せた。家で遊ぶ環境を整え、 家に引きこもる楽しさを知ってしまったのである。

外出自粛が解かれ、出張も自由に行っていい時期がきても、相も変わらず引きこもっていたが、最近になって己が血に流れる陽キャの遺伝子がようやく目を覚ましてきたみたいだ。楽さに身を任せることで忘れかけてた気持ちが、やっと主張し始めている。

おいしいものが食べたい!面白いことがしたい!人と遊びたい!

ほなら旅行でも行こうか、と計画を立ててみて分かる旅行代金の高さよ。物価高で自分の財布が固くなっているのもあるがたっけぇぇ。

コロナ渦からホテル業界の人も減ったため、宿泊料金が爆上がりしてるのだ。航空チケットは安い時期があるものの、ホテルはランクを相当落としてもまあ高い。

お金はおいしいものやその場でできることに対して使いたいので、宿泊は安く済ませたいところではある。 ちょっと遊びに行くくらいの旅行なら、車中泊に手を出す人も多いのではないだろうか。

四国地方に住んでいた時は、休日のたびにお遍路目的で車中泊をしていた。
夏の車中泊も四国はわりとイージーモードだった。四国はどこもかしこも山だらけで、ちょっと内陸を行けば絶景(笑)の田舎であるからして、寝苦しい夜を過ごすこともなかった。

一番の問題は寝る環境をどう整えるかだと思う。

窓をふさぐ、寝床はフラットする。これをやらないと落ち着いて寝れない。

先日隣県に遊びにいこうと思い立ち、金曜日の夜中に車を走らせて車中泊OKの道の駅まで走らせた。途中100円ショップに立ち寄り、ガラス部分に吸盤を取り付けて設置できるカーテンを見つけた。


ダイソーのやつ。



フロントガラスとバックドアガラスは同じく100円ショップのサンシェードを設置し、窓をふさぐことには成功した。朝の光の中、余裕で着替えられるくらいにはプライベートな空間ができた。

寝床づくりはヘッドレストを外して、座席を倒したり折りたたんだり、前後に動かして一番フラットになる場所を探す。フルフラットになる車であれば簡単だが、一般的な車だと簡単にはいかない。頑張ってなるべく平らにしても、寝てみるとベッドのありがたみがわかるほど思ったより凸凹している。
キャンプ用のマットやタオルなどで隙間を埋めて、やっと納得ができる寝床が出来上がった。

お風呂も入ってきたのであとは寝るだけ。仕事と運転疲れで即寝した。

朝はむっとした熱気で目が覚めた。二度寝などはできないほど太陽の光が照り付けているので、強制的に目覚めざるを得ない状況である。それもまた自分にとってはプラスになることなので吉。

▼ナンバー4エンド 気楽なひとりたび


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