ジャングルと呼ばれる君の住む部屋に転がるペットボトルの煌めき
うたの日に投稿した自作短歌から七首
【君の彩度】
ひかり、って君が笑うと鳴る音の明るい響きみたいだ 眩しい
まだ僕がいない時代の恋としてラジオで流れるレベッカを聴く
もうここにいるはずのない君がいて彩度の低いタピオカを飲む
「馬鹿だな」をそんなやらかく言わないでなんか悔しい嬉しいずるい
水色のサンダルだけが眩しくて君の「早く!」で夏になる海
変拍子みたいな恋だ合ってないようで合ってる僕らの歩幅
ジャングルと呼ばれる君の住む部屋に転がるペットボトルの煌めき