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畦道を知らない君と東京にいて市街地をでこぼこ歩く

うたの日に投稿した自作短歌から6首

【僕も君も昼と夜】

木漏れ日のような光を頬に受け麦わら帽子の君は笑った

蝶番じみて僕たち片方が錆び付いたってたぶん開くよ

真剣な目をしていない君になら好きも言えるし味噌汁作る

まだ君を知らない頃の夢にいてポッピングシャワーダブルで頼む

もしお互いゾンビに豹変したら、とか話しつつ観るB級映画

畦道を知らない君と東京にいて市街地をでこぼこ歩く