夏こそ傘の本番だ。

（梅雨の時期に書いた下書きが眠っていたので、少し季節感がズレています。）

天気予報で雨が降るというので傘を持ってきた。雲はどんどん去っていき、太陽がまぶしい光で梅雨晴れだといわんばかりに主張していた。手に持った傘が残念そうに雨乞いをはじめる。もう梅雨が明けたかなと、つい迂闊に傘を置いてきた日には、土砂降りに遭ってしまうから油断は禁物だ。あと少し梅雨は続くらしい。

ここ数年は、折り畳み傘を買うときは晴雨兼用を買うと決めている。遮光率○○％やUVカット率○○％がいつまで有効なのかはいささか疑問だけど、影をつくってくれるだけで及第点。雨の湿気シャワーは不快感を煽るけど、真夏の否応なく焼き付けられる太陽ビームもなかなかの強敵だ。天気予報があてになるのかならないのか、一日のうちで湿気シャワーと太陽ビームの両方に出会ってしまう最近の空模様には、晴雨兼用の折り畳み傘が欠かせない。

今年はちょうど傘の寿命だったのか、立て続けに愛用の傘がポキポキ折れてしまいひと月に３本も傘を新調した。憧れのKanocoさんとおそろいのチェックの傘、大好きな友達に選んでもらったかわいい色の晴雨兼用折り畳み傘、盗むのをためらうほどのド派手な緑のアンブレラ。どれも、とっても気分が上がるものを買えて大満足だ。
ビニール傘が悪いというわけではないけれど、後ろの人から傘の中が丸見えなのは少し恥ずかしい。傘の中は私のプライベート空間。雨の音を聞き、足元の水たまりを避け、雨の日の私の世界に想いを馳せる（考えごとしすぎてよく水たまりダイブする笑）
それに、心に決めた傘と雨の日を何度も共にしているというのは、なんだかロマンスを感じるの。

今回のnoteの下書きをちんたらちんたらしているうちにすっかり梅雨が明けてしまった。天気予報は晴れ晴れ晴れ。毎日太陽マークがギラギラしている。もうすぐ40度に手が届きそうな暑さを連れて、本格的な夏がやってきた。茹だるような暑さと痛く突き刺さる日差しで、セミさんたちも夏バテだ。

今日も傘を忘れず外に出る。夏こそ傘の本番だ。

#梅雨明け
#傘
#夏本番