2023/11/12日記

オチもまとめもない話をダラダラと書きます。

ピアノ教室の先生は、音大を出ている人が多い、というかそれが最低基準な気がするけど、習字や書道は違うの?
と書を知らない知り合いに聞かれた。

前提として、大学を出ていれば必ずしもちゃんとしているとは限らないことは理解している人で、でも何をもってして教えられるの?
経験だけ?
検定や試験だって人の目での審査でしょ?
基準が物凄く曖昧では?
という内容だった。

私が一応書道科出身なので質問されたのだと思うけれども、
はい。ここはとても曖昧な世界です!
としか答えられなかった。


確かに、ピアノを教えている友人達も子供が習ったピアノの先生も音大を出ているなぁ🤔
ヤマハやカワイ🎹は看板を背負う際の審査基準はとても厳しいと聞いたことがある。

そもそも、書道を学べたり、書道の教員免許を取れる大学が音大・美大に比べると圧倒的に少ないのです…。

話が逸れますが、言葉が非常に悪いけれども、本人はそれほど書けないのに生徒に賞を取らせることがやたら上手な指導者もいるし、指導者もバリバリ生徒もバリバリというお教室もあります。

この辺りはお教室に入ってみないと分からないことかもしれません。

お子さんの場合、子供に賞を取らせたいからお習字教室に通わせ始めるという親御さんは少ないでしょうしね。
習っていくうちに周りの子が賞を取れば、自分も取りたいな〜と思うお子さんはいると思います。

大きな賞を取る子が近くにいて初めて知る世界もあるので、コンクールや展覧会は子どもの成長に悪いことではないと思っています。

大きな賞を取れたら一番いいけれど、どんなに努力しても報われない時があることを子どもの頃に知っていたほうが良いと思う。
上には上がいることを知ること、そこで自分はどうするかを考えることが大事だなぁと。
残酷だけど、子どもの頃なら周りが幾らでもフォローできるので、大人になってから初めて気付くよりずっといい。



それと、指導者であれ、教育書写の字が上手いから芸術書道も上手いわけではないし、書道が凄いからといって教育書写の字も美しく書けるとも限らない。
道具はほぼほぼ同じだけど、求められる力と目指すべきゴールが違うのです。
ここは得手不得手がはっきりと分かれると思う。


「書道」経験者でも、実用書を書かせると一般人受けしない字を書くことはよくあることだし、むしろ芸術書道は未経験でも小中学生の頃にしっかりお習字教室に通っていた人の方が、実用書は上手であることが多い。
ブランクがあっても、子供の頃に身につけたものは必ず思い出します。




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