きっかけになったお客様

私が”-彩-いろどり”を始めようと思ったきっかけは姉の成人式の姿を見て、こういう仕事があればいいのになと思った事がきっかけでした。


3つ上の姉がいる私は、当時美容専門に通っていて、将来に向けて業界に一歩足を踏み入れた時でした。

周りに美容系の人が居なかったので、見習う人は憧れの美容師さん。
その他への活力は自分の興味・関心。
”好き”という気持ちを行動源に動くエネルギッシュな若者でした。

知識は多くないものの、とにかく人が可愛くなる事やなりたい自分に変身できる美容って凄いなと見たり聞いたり手を動かしたりして刺激的な日々を過ごしていました。



姉の成人式という大きめなイベントが我が家で1番始めと成人式イベントとして現れ、振袖やヘアメイクはどうしようかと母と姉が一緒になって探しに行く事が多くなり、「毎日色んな着物着れて楽しそうでいいなー」と見ていました。


色々と呉服屋さんでの話を聞いてみたら“似合わないものまで進めてもらい、袖を通しての繰り返しが多い” “選択肢を与えられ過ぎて混乱する” との事で、私が想像してる事とは反対に心身共に疲労困憊してました。



何軒か呉服屋さんを回り、無事振袖は決まり、まずは前撮りにと姉が成りたいヘアメイクも決め当日を迎える日に。

サロンへ向かいお着付けをして、完成して登場した姉は華やかでとても素敵でした。

これこそ成人式だな〜!とただでさえ好きな分野という事もあり、撮影時も興味津々で母親と見ていました。

前撮りが始まり、撮られていくデータを見ていく途中にちょっとしたメイクの違和感を感じ始めて、「私の気にし過ぎかな?」と思ったんですが、その違和感は女性陣全員が感じていた事だったみたいです。


姉は仕上がった時から気づいていたけども、言える雰囲気では無かったみたく。
そこからヘアメイクを変えたり撮影をしなおす事もできず、結果的にはその時の撮影データが姉の成人式の前撮りとなりました。


時間とお金をかけて、生涯で一度の前撮りがこの様な結果になってしまう事もあるんだなと。
当事者では無かったですが、記憶に残るエピソードでした。




ただ、この様な事を体感した事があるお客様は多くないですか?



今だからこそこの発言をできます。



美容業界で働き始めて9年程経ちます。
まだ学ぶ事や気づく事は多いです。


まず、この業界での成功は色んな角度である事。
サロンで活躍する人もいれば、フリーランスで活躍してる人、教育をしてる人、と美容と言っても何が正解なのかはそれぞれです。

一つだけ変わらない事はお客様やクライアントの声に対してどれだけ向き合えてるかという事が共通項だと私は考えています。


その考えに行き着いた時に、今の”-彩-いろどり”を形にして”いろどりすと”という仕事をしようと決めたきっかけになりました。



ここから色んな事を学んで触れて、経験をして行くのですが、少し長くなってしまいそうなので、次回の記事で書いていきたいと思います。

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