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凍結のお知らせ

採卵から5日経ってもまだ下腹部の痛みは完全に取れていなかった。
この時はフルタイムではないとはいえまだ働いていたし、力仕事も多かったので仕方ないのかも知れない。(時期的にまだ雪かきもあった)

身体は不調だったが嬉しい知らせがあった。
クリニックから培養5日目で無事凍結されたとメールが来たのだ。
胚評価は4ACと記載されていた。
1つしか採れなかった私の卵を、凍結に至るまで大切に管理し、育ててくれた培養士と、頑張って育ってくれた受精卵に感謝した。

とは言え、結果が出れば今度は胚評価4ACを移植して妊娠し、出産に至った人がどのくらいいるのかが気になってくる。
古いデータではあるが、38歳以上のステージ3~5のAC評価は妊娠率は20%、妊娠継続率は0%、流産率100%と、妊娠率も低ければ継続率は0だった。
まさかの結果にショックを受ける。

クリニックのHPでは2018年以降のデータが公表されていないので(見つけられなかっただけかも知れないが)、きっと公表されていないだけで妊娠、出産に至ったケースはきっとあるだろうと自分に言い聞かせ、どこかで結果的に出産に至ったという人のブログがないかを探したが見つける事は出来なかった。
(4ACと他の評価の胚を同時に移植して妊娠、出産に至ったケースはあったが、どちらの胚が妊娠に至ったのかはわからない。4AC単体の移植で妊娠、出産したというケースは当時見つけられなかった)

自分の意思で検索魔になった癖に、いい情報が得られなかった事にモヤモヤしたまま2月17日、クリニックへ。
採卵後の内診を受け、風疹のワクチンを打つ。
今回クリニックへ来る前に会社の健康診断(人間ドッグ)を受けていたのだが、便の検査で潜血反応が出て大腸検査を勧められており、生理が終わったタイミングで検査に行こうかと思っていると話すと「いつでもいいよー」との事。
だが、結局面倒で大腸検査は未だに行っていない。

風疹のワクチンを打った事で3月に移植する事はなくなった。なので、次回は生理が始まって6日~10日目の間にまだやっていなかった子宮鏡検査をする事に。
本来であればもっと最初の段階でやる検査なのだろうが、初診時のタイミング指導一発で妊娠し、すぐクリニックを卒業になっていた私には、色々抜けている検査が多かった。
子宮鏡検査もそのひとつで、男性医師に聞いても意味はないかと思いながらも一応聞いてみる。

子宮鏡検査って痛い…?

自分は痛みに強い方だと思っていたのだが、採卵時の痛みで大号泣してしまった事から、「もしかして私、痛みに弱いんじゃ…」と思って聞いてみたのだが…

痛みに弱いって言ってる人はね、大抵痛みに弱いんじゃなくてただのビビりなんだよね

とバッサリ切られて終わり、何とも言えない気持ちにはなったが妙に納得して診察室を出た。

そして採卵後に来た生理は何故か酷く重たいものだった。
普段私の生理周期は30日程度なのだが、今回に至っては25日と過去最短だった。
普段から生理前、生理中、終わりかけ頃に頭痛や肩凝り、腰痛、下腹部の痛み等様々な症状があったが、今回はその症状のどれもが初日から強く出て、会社は早退、夕飯なんてとてもじゃないけど作る事が出来ず、夫に仕事帰りにほっともっとでお弁当を買って来て貰うも殆ど食べられず、お風呂も入らず薬を飲んでひたすら横になっていた。

後にも先にもこの時の生理痛が一番酷かったと思う。
そして2月28日、子宮鏡検査の為クリニックへ。検査時多少痛みはあったものの、思っていた程ではなかった。
甲状腺の数値も元に戻っていて問題なし。

次の診察は生理が来て1日~3日以内に来るように…との事だったが、ちょうど3連休にあたりそうな感じだった為、「生理きてなくてもいいや、来て」と3月18日に受診する事に。
ここからいよいよ移植に向けての準備が始まるのか…と思うとちょっとだけ楽しみになった。

しかし仕事はクソ程忙しく、扶養の範囲内の時短アルバイトであるにも関わらず、ほぼ正社員の時と変わらない仕事量を与えられ、社員の時よりも短い時間で仕事をこなしていかなければならない事に強いストレスを抱えながら働いていた。

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