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本格的に始まった不妊治療

2022年1月15日、私は40歳になった。
本来であればこの日をもって妊活は終了する予定だったが、大喧嘩をした後の話し合いで「まだ試していない事がある(体外受精や顕微授精の事)負担をかけるのは承知でお願いしたい」と食い下がった為、これを本当に最後の妊活として不妊治療のクリニックに通う事を承諾した。

1月に生理が来てから採卵に向けての準備が始まり、2月に採卵を行う予定となっていた。
1月25日の午前中、用事があって職場に顔を出しに行ったのだが、そこで後輩(20代後半)が妊娠している事を知る。
まだ心拍の確認が取れたばかりで、母子手帳も取りに行っていない段階だった。

不妊治療を本格化しようとしているこのタイミングで知った後輩の妊娠…
何だかとても幸先が良い気がして、あやからせて貰えないかとお願いしてそっとお腹を撫でさせて貰った。

そしてその日の午後、生理が来る。
普段ならおしるし的なものがあってから徐々に経血が出始めるという流れなのだが、今回はまるで2日目のような経血が初日から出ていた。
生理が来たら1~3日の間に予約を入れてクリニックへ行かなければならない。ネットでの予約は午前も午後も埋まっていたので電話をかけてみるも営業時間終了のアナウンス…

内膜が薄いと言われているせいか、私は経血の量が少ない。初日の段階でこれ程の量が出ていたら、明日検査を受けられなければ、明後日では意味がない気がした。
その為急遽ホテルを取り、クリニックの予約が取れないままとりあえず朝イチで受付出来るよう札幌へ向かった。

1月26日、ホテルをチェックアウトし、車を別の駐車場へ置きに行く。そして駐車場からクリニックへ向かう途中に電話。

大変混み合っております…とのアナウンスが流れる。

その後何度かけても混み合っておりますのアナウンスしか流れず、皆どんだけ朝から一斉に電話かけてんだと、自分もそのうちの1人なのを棚に上げて不思議に思う。
そうこうしているうちにクリニックに着いてしまった為、受付に直接話す事に。
すると連絡用のPHSを渡されて待合室にいるよう言われる。

既に結構な人数がいる事に驚きながらも、すぐ採血に呼ばれる。
糖尿の検査等もあり5本くらい抜かれたのだけど、最後の1本の時に血の出が悪くなってしまい、30分後の採血の時もう一度取る事に。
採血が終わった後やっとご飯が食べられる…!と思って外出しようと受付に行ったら「内診2番目に入ってるので10分程度なら…」と言われ、外食は諦めすぐ近くにあるファミマでおにぎりとガルボ購入。

待合室でこっそりガルボ貪り食ってたら電話が鳴って内診室へ。
内診が終わった後の先生のお話しでは、今回の内診時や糖尿の検査は異常なし。
ただ、前回の検査でビタミンDが少ない事と、甲状腺の数値が低かった事を指摘され、ビタミンDはサプリで補う事、甲状腺の数値については2ヶ月後再検査という事に。

そして私の年齢や体の状態、遠方に住んでいるという状況からショート法という手段でがんがんいくよーとの事。

・フェリング75単位 6回分
・フェリング150単位 6回分
・注射器セット+使用済針等を入れる容器
・ブセレリン点鼻液
・NBスーパービタミンD 90粒入 2個

注射に関しては祖母が糖尿病で、インスリンを打つ所をよく見ていたので、自分に針を刺す事への恐怖はそこまでなかった。
ただ、注射器を使って溶解液を1ml吸い上げたり、溶かした薬液を吸い取るのが難しかった。
今日は指導を受けながらクリニックで打ったので、明日以降は夜お風呂から上がった後、22時頃に打つ事に。

点鼻薬は鼻炎持ちな為やり方に問題はなし。今日は夕方に1回、その後2日間は1日2回(12時間置き)、その後は1日3回(8時間置き)と言われた為、2回の時は7時と19時、3回の時は7時、15時、23時にする事に。

ビタミンDのサプリは夫と2人で飲み続ける事。なくなりそうになったらクリニックで処方して貰ってもいいし、市販されてるものだからドラッグストア等で購入してもOK。
そしてこれは妊娠しても妊娠期間中ずっと飲み続けるよう言われる。
この時葉酸を飲んでいる事を伝えたら、葉酸もずっと飲み続けるよう言われる。

そして大切な事として、卵を育てている期間は
・腰をひねるような動きをしない
・運動はしない
と言われる。特に腰をひねるような動きは卵管が捻じれてしまう可能性があって、手術に繋がる可能性もあるとの事。

卵管が捻じれるとか想像できなくて、どういうこと?!とは思ったものの、言われた事は黙って守ってればいいと特に突っ込む事はしなかった。

早ければ採卵は2月5日の予定。
その間に会社の健康診断があったが、問題ないので予定通り受けるよう言われる。
いよいよ最初で最後の不妊治療が始まった。

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