自分の気持ちを口に出していますか?
傾聴は「気持ちを聴く技術」と言われます。
傾聴講座のロールプレイの中で話し手になった方には「ご自身の気持ちを入れてお話ししてくださいね」と伝えています。
あなたは話す時に、自分が思ったこと、感じたことを織り交ぜて話をしていますか?
傾聴の上達には、自分の気持ちをちゃんと口に出して言えることも大切になってきます。
自分の気持ち話してないなぁ
傾聴講座を開催していて、「気持ちを織り交ぜながら話してくださいね」とお伝えして、気持ちを入れた話の仕方をやって見せます。
その例を見せた時に、受講者様が
「私、話すときに自分の気持ちをあまり話していないなぁ」
とおっしゃられることがあります。
普段話す時、あなたは自分の気持ちを入れながら話しているでしょうか。
周りを優先している方によく見られます
小さい頃から周りを優先して生きて来られた方、周りの人にとても気を遣って生きている方などは、特に自分の気持ちを話すことに苦手意識を感じる方が多いです。
過去の私もそうでした。
自分の気持ちを伝えられないから、そっと距離を置いたり、言いたいことを我慢してひとりで抱えてイライラしたり。
何が自分の気持ちなのかがわからない、なんでこんなにイライラしているかわからない。
そんなことはありませんか?
まずは自分の気持ちを感じようとしてみてください
どんな思いがあってもいいのです。
まずは自分の気持ちを感じようとしてみてください。
今まで自分の気持ちを表現して来なかった方は、自分の気持ちはなに?になかなか気づけないかも知れません。
今までやって来ていないので、わからないのが当然です。
それをわかろうとしてみてください。
自分で自分の気持ちを聴く「セルフ傾聴」ですね。
「私は今何を感じているんだろう」と自分に問いかけて。
事柄を伝えるのは得意
「昨日海に行ったの」
「明日は仕事なんだよね」
「今日はまっすぐうちに帰るよ」
「週末は家でYouTube見て過ごしてるんだ」
こういうお話しをしていませんか?
これは全て事柄です。
気持ちが全く入っていないんですよね。
事柄だけの会話、多いのではないでしょうか。
これで事足りると思われるかも知れませんね。
私はこのお話しだけでは、やっぱりなんだか物足りなく感じるのです。
質問したくなります。
気持ちを聴くための質問を入れたくなります。
気持ちに関わる
自分の気持ちを口に出すのも傾聴の練習になりますよ。
自分の気持に気付ける人は相手の気持ちにも気付けるようになっていきます。
誰かの話をちゃんと聴きたいのであれば、まずは自分の気持ちを口に出してみませんか。
自分の気持ちに関われるようになることが、人の気持ちに関われることに繋がるので。
まとめ
あなたは自分の気持ちを口に出していますか?
昔からあまり気持ちを表現して来なかった方は、自分の気持ちに気づき自分の気持ちを口に出す練習からしてみてください。
事柄だけではなく、気持ちを感じてようとしてください。
それが傾聴の上達にも繋がっていきますので。
「あなたがあなたでいること、私が私でいること」をサポートするための活動に使わせていただきます。 自分を大切にする傾聴を全国に広めていきたいです。