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過去への後悔の意味付けを変える

あなたはあなたの過去に後悔することがありますか?
過去の出来事は変えられませんが、過去に対する意味付けを変えていくことはできます。
傾聴でお話を聴いていると、その意味付けを変えられた瞬間に立ち会うことがあります。
それぞれに過去への後悔に向き合うタイミングがあり、意味付けを変えられるタイミングもあるのです。

あの時に出来ていれば…

過去に自分が取って来た態度に、後悔をすることがありますよね。
私もたくさん後悔することがあります。
「あの時あんなことを言わなければよかった…」
「もっとあの人に関わって大切にしていればよかった…」

その気持ちを持つことはあたりまえです。
その感情はあってもいいのです。
後悔すること自体は気持ちが湧いてくるものなので、抑えることはできないのですから。

湧いてくる気持ちをどうとらえるか

後悔の気持ちが湧いて来た時に、自分の中でどうとらえていくか。
それが大切になってくるんですね。

後悔の気持ちをまず抑えようとしないでください。
後悔してもいいんです。

その時の自分を今の自分が見た時にどのように思えるか。
「その時はそうせざるを得なかったよね」
「その時はそれしかできなかったよね」

まずは、その時の自分に寄り添ってあげてください。

他に出来たことはあったかもしれませんが、その時の自分は精一杯やっていたんです。
「精一杯やっていたよね」
と過去の自分をちゃんとねぎらい、褒めてあげてください。

セルフ傾聴していると出てくる過去の感情

セルフ傾聴がだんだんと出来るようになってくると、過去の感情がたくさん出てきたりするのです。

今のあなたが過去のあなたを見た時に、なんて声をかけてあげたいですか?

まずは過去の状況を捉えて、その時の感情を気持ちを思い出してみてください。
今ならその時の自分になんて声をかけてあげたいですか。
今度は過去の自分に対して、今のあなたが傾聴をしてあげる番です。

これでしっかりと過去の自分を傾聴してあげて、その過去の自分に寄り添ってあげるのです。

過去の自分を今の自分が捉えなおす

自分でしっかり過去の自分の気持ちを傾聴できたら、今に戻してみてください。

いかがでしょうか。

自分自身でわからなくなってしまった場合は、他の人に傾聴してもらうのもいいと思います。

過去の自分の気持ちをしっかりと認めて、自分の感情を今の自分が理解してあげられたら、過去への後悔はあっていいものとなっていきます。

「あの時にはできなかったよね」
「後悔してしている自分がいるよね」

後悔もあってOK!

「過去への後悔はあってはいけない」
から
「過去への後悔してしまうよね」

に変化すると、ずいぶんと気持ちが楽になるのではないでしょうか。
過去への意味付けを変える。
「あの時の自分があったから、今の自分になれた」

ということなんですよね。

まとめ

過去への後悔は多かれ少なかれあなたの中にもあるのではないでしょうか。
あった事実は変えられなくても、過去への意味付けは変えられる。

過去の自分に今の自分がしっかりと傾聴をし、寄りそってあげてください。
まずは過去の自分に「精一杯やっていたよね」と声をかけて。


「あなたがあなたでいること、私が私でいること」をサポートするための活動に使わせていただきます。 自分を大切にする傾聴を全国に広めていきたいです。