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感情の言語化していますか?

傾聴の基本の中に、相手の気持ちをわかるためには、自分の感情をわかることというものがあります。
自分の気持ちすらわからない人が、相手の気持ちをわかることは難しいことですよね。
だから、自分の気持ちに耳を傾ける「セルフ傾聴」がポイントになるのです。

自分の気持ちに気づきたい

今、自分の気持ちに気づくために、自分自身の心の声を聴く「セルフ傾聴」を習慣的にやっています。
それは、今の自分がどう思っているのか、どう感じているのか。
それをわかるために、自分に聴いていく作業です。

以前の私とは違い、ずいぶんと自分の気持ちに気づけるようになって来たと自負しています。
人の心の声を聴きたいから、まず自分の心の声を聴こうとしています。

おおざっぱに捉えがち

自分の心の声を聴こうとしだし、今は習慣づいて来ている気がします。
相手に質問されると、その場で自分の心の声を聴き、私はこう感じたと言えるようになっている自分のことはちゃんと褒めてあげたいです。

だけど‥私の問題点がコレ。
自分の気持ちをついついおおざっぱに捉えがちなんです…

あの人のことすごいなぁと思った。
なんかいい感じがする
なんかイヤな気がする…

全然具体的ではないんですよね。

感情は湧いてくるもの

あなたの中の感情も、私の中の感情も、頭で考えているものとは違っていたりすることがあるんですよね。

こうあるべき、こうあらねば

この「べき」や「ねば」は思考の中で出てくるもの。
今までの経験や、世間の常識など…

感情は今までの経験がどうであれ、世間の常識がどうであれ、それと全く違ったものが湧いてくることもあります。

その感情、気持ちが、あなたに一番聴いてほしい心の声なんですよね。

なぜその感情が湧いて来たの?

イヤだなぁとか、嬉しいなぁとか、気持ちを感じることはとても大切。
だけど、なぜそんな風に感じたのかには理由があるのです。

これがあったから心が動いた。
そこまで自分で明確にできるようになってくると、相手の気持ちを傾聴する時にもとてもわかりやすくなります。

私の場合、例えば先日、趣味の三味線を弾いていて、
息子から「かりゆし58の『アンマー』を弾いて欲しい」というリクエストがありました。

私はなんとなくしか知らない曲。
自分の感覚で楽譜に起こし、弾いてみたら息子から言われた言葉が
「所々音が違っていて気持ち悪い!」でした。

息子の歌に合わせて譜面を訂正していく作業はやりがいがありました。
一番だけ終了しただけで満足感。

そして続きを夜中に楽譜に起こそうとYouTubeでアンマーを聴いていたら…
母への歌だとは知っていたものの、歌詞に感動し涙が出て来てしまいました。
改めて歌詞を聴き、息子から母への歌ということもあり、もうすぐ巣立つ息子を考え涙ぐむ。
「もうすぐ巣立つ」ということがあるからこそ、心が動いたんだと思います。

感情の言語化

これは自分の中での感情の言語化です。
このように、自分の感情が動いたところがどこだったのか。
どういうところで、どのように感じたのか。

そこまで具体的に自分でわかるようになると、素晴らしいですね。
私はまだそこを言語化する練習中です。

今まで言語化をしてこなかっただけに、自分の感情の微細な動きに目を向けるのが苦手。
だけど、最近はこれを楽しく練習しています。

まとめ

感情の言語化、あなたは出来ていますか?

すごいなぁと思う
悲しいなぁと思う
嬉しいなぁと思う
ツライなぁと思う
幸せだなぁと思う

感じるということは、そこにはなにかがあります。
自分の気持ちをしっかりと言語化し、相手に伝えられるようになると、とても伝わりやすくなります。

そして、この自分の感情の言語化ができるようになることが、相手への傾聴にもとても役立ちます。

あなたの心はなぜそのような反応をしたのでしょうか。
一度しっかりと見つめてみてくださいね。



「あなたがあなたでいること、私が私でいること」をサポートするための活動に使わせていただきます。 自分を大切にする傾聴を全国に広めていきたいです。