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傾聴

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自分の経験からのリアルな傾聴の聴き方をお伝えしています。
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2020年10月の記事一覧

今日は傾聴の危機介入研修。「死にたい」という方にどのように寄り添うか。重いテーマなので心が揺さぶれることも多数。まだ経験はないが、いつどんな状況でこのような話を聴く機会が出てくるかはわからない。たった一人でも話をちゃんと聴いてくれる人がいることで、助けになることもあるのでは…

カルチャーセンターでの傾聴講座を開催しています。もう始めてから2年が経過。初期からお越しくださっている方々の傾聴力がめちゃくちゃ上がっていることを実感。セルフ傾聴を日々積み重ねていることで、自分と相手を分けられるようになられている。「楽に聴きたい人のための傾聴講座」はホントだな。

深いほんものの傾聴は存在レベルの共感。
その方の在りようへの共感。
自分という人間の在り方のエッセンスへの共感。

今日でこの研修の覚書きは終わりにします。
こんなセラピストを目指したいなぁ。
(in浅草だったので毎日浅草の写真でした!)

クライエントとの意識に入る。
自分を消して道具になる。
クライエントの鏡に徹する。
2人で居るけれど1人でいる。
クライエントの内的な世界を中心とする内側の世界へ入っていく。
内側の世界に溶かしこんでいく。

自分があたかもクライエントになったようになりきる、クライエントのフリをする。
自分の内側に出てくるものを感じる。直感、触感、全てに意識を向ける。
そしてただ心をこめてそこにいる。
生まれてくるのは繋がった感じ。

クライエントが内側のもっとも深いところに行く時、誰かがコンパニオン(同伴者or同行者)になる。道を共に歩んでいく。クライエントの渦の中にいる。傍観者じゃいけない。セラピストは渦の中に自分を投げ入れる。

数日間は学んだことを忘れないための振り返りのつぶやきにしようと思います。週末の2日間学んで来たほんものの傾聴は「クライエントのエッセンスへの応答である。言葉や感情や気持ちへの応答ではない」
エッセンスとは何かがそこにあって、言わんとされていること。語られようとしていることである。