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「もったいない図書館」から地域の子供たちの未来を育てる。本を通じたまちづくりコーディネーター(地域おこし協力隊募集)

IRODORIでは地域おこし協力隊の募集支援と、着任後の伴走支援を行なっています。福島県矢祭町では2019年から関わらせていただいており、新規募集がはじまったのでご紹介します。ご興味がある方はぜひご応募ください。(募集期間2023年9月29日〜2023年11月30日)

募集内容

東京から車で2時間半、電車でも2時間半。
福島県の最南端、周囲を山で囲まれ、日本有数の鮎の釣場である久慈川が流れるところに矢祭町はあります。
 
矢祭町は林業や農業など、山からの恵みを活かして生活してきたまちです。
かつてはこんにゃくの里と呼ばれ、こんにゃく畑が町を代表する風景でした。
林業も盛んで木材産業だけでなく木炭の生産も一つの産業となっており、地域住民の大切な収入源となっていました。
 
現在は鉢花・いちご・米は県内有数の生産量を誇っており、鮎・ゆず・ラズベリーといった新たな産品も増えてきています。
 
また、町の名前の由来にもなった矢祭山公園には、春の桜にはじまり4月下旬からは山つつじ、秋には紅葉も見どころとなるため多くの観光客が訪れ、矢祭の旬の食材を味わっていきます。

矢祭町にある「もったいない図書館」

「もったいない図書館」は、全国からの寄贈図書により開館したユニークな図書館です。平成19年の開館以来、「矢祭子ども司書講座」や「手づくり絵本コンクール」などの取り組みを通じて、多くの町民に利用されてきましたが、近年は少しずつ利用者も減り始め、新しいチャレンジが必要だと感じるようになっていました。そのような中、令和3年に地域おこし協力隊が着任して「地域住民と共に考える図書館のロゴデザインプロジェクト」や「地域の事業者と連携した本のコラボワークショップ」、「中学校の部活動として図書部の新設」など多くの新しい挑戦を生み出してきました。

もったいない図書館が目指すのは、子どもたちが本を通じて、多様な考えや人に出会い、健やかに育つまちづくりです。これまでに取り組んできた「子ども司書講座」や「手づくり絵本コンクール」といった伝統的な活動もベースにしながら、町内外に住む多くの協力者との関係を紡ぎながら、新しいチャレンジに取り組みたいと考えています。本をきっかけに多くの人と繋がっていくことに関心のある方に目を通して欲しいチャレンジです。

「もったいない図書館」から子供たちの未来を育てる。

もったいない図書館は、平成19年、全国からの寄贈図書により開館した図書館で、全国でも類を見ない取り組みとして注目されました。現在の蔵書数は48万冊にも及び、県内でもトップクラスの充実ぶりとなっています。今では多くの市町村で取り組まれている「子ども司書講座」の取り組みは、平成21年に、このもったいない図書館から始まった取り組みであり、これまでに132名を超える小学生が子ども司書として巣立っていきました。同時に始まった「手づくり絵本コンクール」とともに、もったいない図書館の2大事業として15年目を迎えています。令和5年度からは、子ども司書は町民講座から小学校の1年生を除く全生徒、227名を対象に講座を展開しており、矢祭町に暮らす小学生たちを中心に読書推進がどんどん進んでいます。

もったいない図書館は、子どもたちが本を通じて、多様な考えや人に出会い、健やかに育つまちづくりを目指しています。そのためにも、子どもたちだけでなく地域全体で取り組む必要があると考えます。今回のプロジェクトは図書館内の取り組みにとどまるのではなく、地域内外の関係者(小中学校図書室や地域の文庫サポーター、町内外からもったいない図書館の取り組みに関心を寄せる関係人口など)との繋がりを大切にする取り組みになると思います。

これまで積み重ねてきた取り組みを基礎として、関係者との繋がりを大切にしながら、本を通じたまちづくりを推進できるコーディネーターを募集したいと思います。既に着任している先輩地域おこし協力隊と連携しながら活動を進めていけるので、初めてこのような活動をする方でも思い切って挑戦できる環境を整えています。(図書館司書の資格は不要です)

本を通じて「人」と「人」、「想い」と「想い」を繋げる人

○今回のプロジェクトで出会いたい人はこんな人。
・なんといっても「本」が好きな人。
・「本」について語ることが好きな人。
・「本」の魅力を伝えることが好きな人。
・なんといっても「子ども」が好きな人。
・楽しい企画を「みんなで」考えることが好きな人。
・「人」と「人」との繋がりを大切に思える人。
・他人の「想い」に共感を寄せられる人。
 
○このプロジェクトに期待できること。
・日本中から寄付された「本」に出会うことが出来ます。
・「こども司書講座」や「手づくり絵本コンクール」に関わることが出来ます。
・「本」を通じて多くの「子供たち」と関わることが出来ます。
 (小中学校の学校図書館との連携を特に重視しています。)
・「本」を通じて「地域住民」との関わることが出来ます。
 (「文庫サポーター」を始め、地域の関係者と関わる機会も多いと思います。)
・町外の「関係人口」との関わりが生まれてくるかもしれません。
 (もったいない図書館との連携を模索している都市部の応援団も複数名いらっしゃいます。)
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。このような活動は、ほとんどの方が経験したことがないと思います。だからこそ、一緒に悩みながら地域の方々と共につくり上げることができると思っています。
 
また、地域おこし協力隊として着任していただいた後は、着任後研修や活動の伴走を専門家を入れて支援していきます。新たな挑戦をしていく文化が残る矢祭町で、私たちと一緒に新たなチャレンジをしてみませんか?
 
ご応募お待ちしています。

〇矢祭町で活動している地域おこし協力隊たちのプロジェクトのSNSアカウントがこちらです。ぜひ覗いてみてください。
 
・ヒガシダテ待会室
facebookページ:https://www.facebook.com/higashidate.machiai.shitsu
instagram:https://www.instagram.com/yamatsuri_life/
 
・矢祭もったいない図書館
facebookページ:https://www.facebook.com/yamatsuri.mottainai.lib
instagram:https://www.instagram.com/yamatsuri.mottainai.lib/

地域おこし協力隊の募集について:
雇用形態 : 会計年度任用職員(パートタイム)
       1年更新、最長3年間
給  与 : 月額175,770円~
       昇給あり
福利厚生 : 社会保険、雇用保険、厚生年金加入
       家賃その他活動費の一部町負担(光熱水費、引越費用は自己負担)
       賞与、年次休暇、特別休暇あり
応  募 : 応募申込書、履歴書、住民票、志望動機を矢祭町役場教育課にご提出ください。資料などは下記URLからダウンロードお願いします。
https://www.town.yamatsuri.fukushima.jp/page/page000905.html
応募期間 : 2023年9月29日〜2023年11月30日
選  考 : 一次選考 書類選考
       現地でのインターンシップ研修及び面接
 
地域おこし協力隊の活動報告の様子のレポートがこちら:https://note.com/irodori_group/n/n9bf25a6c2078

募集説明会のアーカイブ動画です。

日本仕事百貨にも募集を掲載しています

応募に関しては矢祭町ホームページをご覧ください