タニタの働き方革命 #推薦図書
賛否両論あるようですが、わたしは谷田社長の考えに賛同です。
なぜならこういった「選択肢がある」ということが、大事だと思うから。
・なぜこの本を読んだのか?
「働き方改革」に注目が集まる中、あえて「革命」と銘打っているのはなぜなのか?と興味を持ちました。
私は健康経営を進める上でも「主体性」がカギではないかと思っています。タニタではそれがどう具体化されているのか、知りたくなったからです。
・具体的にはどうしているのか?
「会社員とフリーランスの良いとこ取り」と、本の帯に書いてあります。
あくまで希望した社員さんと交わす契約です。
一言でいうと、「個人事業主化して、自分で采配する」機会を与え、支援するということ。
谷田社長は優秀な社員に、報われ感を最大にしたい
という思いがあるようです。
ポイントを絞ってみると、
1.個人事業主として独立、タニタと業務委託契約をする。
独立後の3年は基本社内で、これまでの業務をする。
あいまいだった仕事の範囲・評価基準・報酬を決定。
社員時代の給与・賞与をベースに、シミュレーション。
2.組織の枠を越えた仕事もOK
個人事業主なので、出退勤・勤務場所は本人次第。
社内の追加業務、社外の仕事もできる。
能力開発のスピードが上がる、社外の人脈も広がる。
3.経営者感覚が身につく
自分のリソース(時間・場所・スキル)をどう配分するか?
自分の専門性や社会とのつながりを自分で考えていく機会になる。
また、どんなものが費用になるのか?税務知識や社会保障は、社員時代には意識しなかったものもあったそうです。(税理士のフォローあり)
・この本からの学びは?
書籍には、実際に独立された方のインタビューや、どういったメリット・デメリットがあるかも紹介されています。
「革命」と銘打っているのは、単に残業削減に注力する「働き方改革」ではなく、会社と働く人の関係性を根本的に見直す必要があるから。
「自分自身で主体的に働き方や人生全体をデザインできる。これが個人にとって最大のメリット」と語られています。
谷田社長の健康の定義は「幸せに自由に働き、縛られずに死ぬこと」だそうです。
私はこの本を読んで、自分の仕事を紙に書き出してみました。
この仕事はいくら?相場は?なぜそこで、それをやっているのか?と聞かれたら、ちょっと答えに詰まるなと思いました。
全ての人に必要とは言いませんが、自由な働き方を選択できる仕組みがある、ということが大事ではないかなと思いました。
こういったチャンスが来た時に、自分が身動きがとれるのかどうか?改めて仕事への取り組み姿勢を問われた一冊でした。
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