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“なにかが、おかしい。” #コミック #漫画 #ペスト #読書 #KindleUnlimited

きっかけは、KindleUnlimited。
あ、カミュのペストがコミカライズされてる、と思って2巻まで読了。

少し間は空きましたが、今回最終巻まで購入し、読了しました。

そこに描かれるのは、日常をおくる街の人々であり、時代こそ違えど私達と変わりない人たち。

それが、大量のネズミの死という不可解な現象から少しずつ何かが狂っていく。

病は、その人間が善良であるか、罪深い者であるか、地位のあるものか、そうでない者か、そんな事に全く関係なく等しく呑み込んでいく。

ヨハネの黙示録の四騎士を思い出した。
一人目の“勝利の上の勝利”は置いておいて(調べ直したけど、宗教の権威?的な?支配的な意味らしい)、

二人目の騎士の“戦争”

三人目の騎士の“飢饉”

そして、四人目の騎士の“疫病”

新型コロナウィルスが流行しはじめて、子供の学校が休校になり、会社を一日おきに行っていた頃。

同僚に「地震とかの天災でならともかく、病気でこんなことになるなんて想像してなかった」って自分で言ったことを忘れていた。

人って忘れるんだな。“そうだったこと”も“そうじゃなかったこと”も。

映画『この世界の片隅に』ですずさんが「戦争じゃなくても、人は死ぬ」って言ってたのに。

勝手に、人類は疫病を克服したと思いこんでいた。

疫病はただ身を潜めていただけだった。
戦争も、いまだに克服できてない。

ということは、飢饉も………

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