映画が不安になるコミカライズ作品。 #コミック #漫画 #鹿の王
元々ね。
文庫4巻分を2時間映画なり、コミック上下巻にまとめる時点で原作とストーリーが異なるのは仕方ないことだし、当たり前のことだと思うのね。
原作とは違います!
って、当たり前のことを言いたいわけじゃないのよ。
ただ、どう端折るか、というセンスは問われると思うの。
で、今回の鹿の王のコミカライズなんですけど。
最初に言っておくと、コミカライズを描かれた関口太郎さんは今回おそらく用意された映画の脚本に沿って描かれたとは思うのね。
あまり自由にコミカライズをされたワケではないと思う。
(多少ページの都合上、ってのはあるだろうけど)
ストーリーを端折り、再構築したところで、キャラクターの性格まで違っちゃってる感じ。
エピソードを変えるのはともかくとして、キャラクターまで違ってきちゃうと、原作を読んだ人間としては、道標を失ってしまう。
あとね。
ネタバレになるか解らないんだけども。
少なくとも、この上巻ではミラルは出てこないし、マコウカンもほぼモブです。
映画の話で、ミラルのキャストとか見当たらなくて、あれ……?と思っていたんですけど。
このままだと、下巻もミラルやマコウカンは絡まないままなのかな……
そんな映画の脚本が不安になるコミカライズでした。
そうは言っても、映画は観に行くと思うので、同じように予習される方は是非。
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