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最初で最古の軍事博物館|靖国神社 遊就館
「靖国神社にある、零戦五二型を見に行こう。」
と、いうことで行ってまいりました。
靖国神社 遊就館。
実は以前、近くに勤めていて、一度会社帰りにみたま祭りを覗いたことはあったのですが。
ちゃんと来るのは初めて。
駐車場から出たら、靖国神社の大鳥居。
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大鳥居、と言うだけあって、大きい。
身長130センチくらいの娘と比べてこの通り。
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靖国神社はみたま祭りの準備の真っ最中。
夜に見た時には綺麗だったなぁ。
そして、本殿へ向かって歩いていくと。
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太平洋戦争の時の誰か……?
と、思っていたけど、着物着てるし、刀を挿してる。
え、誰……?
と、パネルを見たら、大村益次郎さんという人の像なんだとか。
大村益次郎……鳩居堂……鳩居堂……あっ!!!
この前、torovさんがコメントで教えてくれた、東大の元になる塾を作った人じゃん!!!(←すぐ使えた豆知識)
「鳩居堂? 文具店の?」と、言っていた夫に「東大の元になった私塾を作った人よ」とドヤ顔で語っておく。
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お参りをして。
他にも色々気になるけど、とりあえず今回の目的地、遊就館へ。
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名前の由来は、中国の古典、『荀子』勧学篇「君子は居るに必ず郷を擇び、遊ぶに必ず士に就く」かららしいのですが。
……どういう意味?
調べてみると「よき君子に育てるためには、よい環境の土地に住まわせ、よい友人を選んで交流させなければならない。」みたいな意味らしい。
なるほど。
入っていくと、お待ちかね、零戦五二型がお出迎え。
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他にも様々なものが展示されていて
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左は九六式十五糎榴弾砲
加農砲?かのうほう?
何だそれ……かのう……かの……あ!キャノン砲か!!!
キャノン砲って漢字で書くと加農砲になるのか!!
この1階スペースは無料で見ることが出来ます。
が、ここまで来て帰る訳もなく、常設展も見に行きました。
展示は基本撮影NGでしたが、太平洋戦争のものを飾っているのかな、と思っていましたが、開国から日清戦争、日露戦争、太平洋戦争……と、その途中の出来事も細かく、日本が外国と戦争をしてきた歴史と、それに関連する資料がありました。
中でも、元帥刀は綺麗だった。
とにかく細かい金細工が素晴らしい。
いつまでも見ていられる。
刀の部分も1つの歪みも曇りもなく、刃物を美しいも思ったのは初めてかも。
もう一つ印象的だったのは、日露戦勝記念の土瓶。
白地の土瓶に立体的に活躍した人? の顔がフルカラーで目一杯描かれていて。
……え、嬉しい? これ。
使うにも微妙だし。自分の顔でも複雑だけど、他人の顔ならもっと複雑な一品。
あとは、歴史だと「日本と欧米が」という語り口だけど、別に当時の欧米各国は日本を狙っていたんじゃなくて、アジア全体を狙っていて、あくまでその一国としての日本なんだよね。
パネルの説明で、今更ながらにわかった。
他にも、常設展には、太平洋戦争の時のものがたくさん展示されてました。
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こんなんに乗って、敵に突っ込んでこいだなんてなぁ。
しかも若い軍人さんが。
他の場所には、軍人さんの写真もあってさ。
戦争のない時代なら、やりたいこともあっただろうに。
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爆撃機ってこともあるからかな? 零戦に比べてずんぐりむっくり感がある。
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この彗星。上から翼部分を見ると「ノルナ」「オスナ」の文字が。
整備の人向けかな?
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さすが、武蔵。弾もデカい。
弾長一九五糎 一四二〇瓩……
瓩って何? キログラム?
195センチ 1420キログラム?!
こんなん飛ぶの?!
飛んだの?!
当時既に時代は航空機、空母の時代になっていて。
巨大な戦艦の武蔵や大和は時代遅れだったようだけど。
それでも、この四六口径のこの弾を42000mも艦がひっくり返らず飛ばせた、ってそれだけでも凄いわよ。
どこで衝撃吸収するの?
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こちらは、陸軍の代表的な戦車。
……本当にこんな派手な色だったのかしら?
ノモンハン事件から太平洋戦争後期まで長く使われた戦車のようです。
ガールズ&パンツァー最終章で知波単学園が乗ってたのでもお馴染み。
最後に。
遊就館は、展示物だけでなく、建物も素敵でした。
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イタリア人のカペレッティって方の設計で1881年に造られていて、明治初期の名建築らしい。
色々と言葉にするのは難しいことも多いですが、それでも写真や言葉だけではわからない、実物を見るからこそ感じられることが沢山ある場所でした。
この後、東京はかなりの大雨と雷でそそくさと帰ることになってしまいましたが。
今度は他の場所もゆっくり見てみたいです!
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