歌詞「終夜」

Red

灯す 煙草の火がまた
お互い遠ざけて
灰が落ちるのを
待てればいいけど
言葉の矢がまた
お互い傷つけて
ため息 響く夜
悔やむだけだよもう

愛がから回って
こんなはずじゃない
ねぇもっと知ってほしくて
話そうとしたけど

心がそっと 静かにそっと
離れてく音がしてる
テーブルの上 冷えきったマグを
ただただ 見つめた


底に溜まりきった澱（おり）が
不味くさせてゆく
味も熱も消えて
言葉ごと飲んだら

愛が カラになって
こんなはずじゃない？
ねぇもっとずっと前から
何度も零してた

心がそっと 静かにそっと
ひび割れた音がしてる
ため息ついて 腫れそうな否目 （いやめ）を
伏せたら もう二度と


終わりがそっと 静かにそっと
隣にいる音がしてる
"ごめんね"じゃ もう 壊れたあたしの
心は 戻らない