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7月23日 『モダン建築の京都100』

今日は一日中ベッドでゴロゴロしていた。
昼寝もたくさんした。

まさしく「休日」という感じの休日だった。

たくさん本が届いた。

届きすぎてただでさえ狭い部屋がさらに狭くなってしまった。

現状本棚がなく適当に平置きしている状態なので、また後日買おうと思う。

60冊くらい?

今日はゴロゴロしていた以外に特に何もやっていない。

バチェロレッテシーズン2の第二話を観たくらい。
感想もまた後でまとめて書きたいと思う。

昨日の日記で紹介できなかった本を紹介しよう。
一昨日、軽めに紹介すると書いたので、短めでいこうと思う。

今日は『モダン建築の京都100』を紹介しよう。

奇しくも前回の判例百選に続き、100選シリーズである。

『モダン建築の京都100』は、京都のモダン建築を知れるとともに、京都の街歩きがより楽しくなる一冊である。

もともとこの本は図録として美術館で売っていた本である。
京都にある京セラ美術館の開館一周年を記念にした展覧会で、2021年の9月から12月まで開かれていた。

京セラ美術館は、東山駅から徒歩5分程度に位置する美術館であり、周辺には平安神宮やみやこめっせ、動物園などがある京都の中でも文化的な建物が多くある岡崎エリアにある。

そこまで詳しくはないのだが、展示している作品は近現代の作品が多いような気がする。

館内は広くて綺麗なので、多くの人におすすめできる。

ちなみに、京セラ美術館の向かいには京都国立近代美術館もある。個人的にはこっちの方がよく行っていた。京セラ美術館に比べると小ぢんまりとした印象を受けるかもしれないが、こっちはこっちで企画される展覧会が面白いので、オススメしたい。

美術館巡りに疲れたら、岡崎公園で一息つくのがいい。

小腹が空いたら、東山駅近くの「祇園饅頭 工場」というお店の饅頭がおいしいので是非食べてみてはいかがでしょうか。

……本の紹介そっちのけで周辺の情報について話してしまった。

でも私個人の思いとしては、本はその中にある情報だけでなく、その周辺にある情報も併せて持ち合わせているという感覚がある。
いろいろ本を持ってはいるが、どこで、どういう思いで買ったのかというのはだいたい覚えている。そういった記憶も合わさって本が成り立っているという感覚が自分の中にはある。できる限りそうした周辺情報についても話したいというのが私の思いである。

閑話休題。

『モダン建築の京都100』だが、文字通り京都にあるモダン建築の紹介がされている。

クラーク記念館

この本があれば、建築物の観光としての京都旅行ができるであろう。

せっかくなので私のオススメの京都の建築物をご紹介しよう。

レストラン矢尾政(現・東華菜館)

四条大橋の近くにある。
特徴的な建築だから、近くを通ればすぐわかるだろう。

中は中華料理店で、中華が食べられる。
実はここには日本最古のエレベーターがある。年季がすごい。

鴨川沿いで食べられるのでオススメ。

建物は、鉄筋コンクリート造の5階建。塔のように垂直に伸びた姿から、四条大橋そばのランドマークとして市民に親しまれている。外観はスパニッシュを基調とするが、テラコッタで造られた装飾が目立つ。特に玄関付近には、魚やイルカ、タコ、ホタテ貝、巻貝などの魚介類をモチーフとしたものが溢れている。屋上には、教会堂を想起させるドームが載り、内部は、ルネサンス風や幾何学模様を重ねたイスラム的な装飾で飾られている。
130p

日光社七条営業所(現・富士ラビット)

すごく歴史がありそうな建築で、意匠も素晴らしい。

…のだが、一階部分になか卯が入っており、普通に営業している。
建物の由緒ある感じとなか卯のアンバランスさが面白い。
もうちょっと格調が高いお店が入ってもよかったのでは……とちょっと思う。

建物の外観は、屋根、円柱および壁、基壇からなる3層構造をもつ古典主義的なデザイン。しかし中央の頂部には、「日光」の社名にちなんだのか、日輪をイメージさせるデザインのアーチが載っている。また、菱形など幾何学形態を用いた装飾が随所にみられるなど、1910年代から20年代にかけて流行していたセセッション風のデザインで統一されている。ステンドグラスには自動車やタイヤ、工場が描かれている。
142p

『モダン建築の京都100』には京都の建築を知るためのブックガイドなんかもついていて、非常に参考になる。

…これくらいでやめておこう。
京都は寺社巡りもいいが、たまにはこういたモダン建築に注目するのもいいと思う。

またたくさん書いてしまった。
まあ休日だからいいか。

晴れ
『モダン建築』

(2022/07/23)

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